ホーム  大峰 強力の頭(バリゴヤの頭) 2012/10/07  
山行記録
台高山脈   
マラソン
リンク
 
洞川温泉(母公堂) AM6:20
     ↓
   法力峠   AM6:57
     ↓
   稲村小屋  AM7:47
     ↓
   稲村ヶ岳   AM8:10
     





   
 
母公堂

自宅(大阪)AM2:40出発
洞川温泉 母公堂AM4:30到着
母公堂に停める事に。
1台車が停まっているが人のいる気配なし。
その横に車を駐車する。
暗くてよく分からないので車を下りて駐車場を確認。
地面にロープが引いてあって小さく番号が書いてある札がかかっている。


AM6:20出発 

こんな所に女人結界がありまいた
 母公堂から少しもどると左手に稲村ヶ岳の登山口がある
 


カエルがジャンプ














しばらく緩い道が続く。 

朝起きたばかりの重い身体には
緩い坂道は丁度いい。
 法力峠   AM6:57
 水飲み場  AM7:15

帰り道は水分を全部飲みつくしたので、ここで喉を潤わした。


小さな地蔵さん AM7:38
 所々トラバース用の鎖がありました。
この辺で一人下山される方とすれ違いました。
 小屋が見えてきました。


稲村小屋  AM7:47












今は稲村ヶ岳に直行して、
帰りに余裕があれば大日岳に行ってみることに。


しかし、帰りはそんな体力ありませんでした。
(><)



大日岳への分岐点
 




頂上手前に鎖がありました。








展望台の下













三角点


















稲村ヶ岳展望台 1726m 
AM8:10






 記念撮影


誰もいない景色を独り占め。
天気はいいが遠くが霞んで
展望はイマイチでした。
 

バリゴヤの頭に向けて出発

稲村ヶ岳山頂出発  
AM8:19
    ↓
 ドンブリ辻      
AM9:14
    ↓
バリゴヤの頭付近  
AM10:19
    ↓
 強力の頭到着   
AM10:57
    ↓
  稲村ヶ岳      
PM2:27
    ↓
  母公堂       
PM3:48










展望台を下りてバリゴヤの頭に
向けて出発
 AM8:19

ここからが今日の目的です。

 
山頂から少し南に入った所に

踏み跡があり、

バリゴヤのルート。 流石に道ではなく踏み跡程度。


薄い踏み跡が残っているスズタケの急な下りが続く。


所々踏み跡を見失うが方角ははっきりしている.


20〜30センチのスズタケの下に何があるのか足裏で確かめながら進む。


たまに滑るが気にしない。












わりと太目のロープですが結んでいる木が細くて全体重をかけるのは止めた方がいいです。






短い岩場の下りが続きます。











倒木がある岩場の下り  
AM10:00


トラロープがありました。


もうすぐ
「バリゴヤの頭」のはずが・・・














強力の頭 到着 記念撮影 
AM10:57

バリゴヤの頭を通り過ぎて
強力の頭まで来てしまいました。

バリゴヤの頭に気づかずに通り過ぎたみたいです。

だから「強力に頭」に着いた時に
ここが「バリゴヤの頭」と勘違いしていました。

やっと着いたという安堵感で 「強力」と漢字で書いて「バリゴヤ」と読むのかなと、疲れで思考能力が働かなかったみたいです

強力の頭からの展望
木が邪魔です



無事に母公堂に到着
PM3:48
 
 
 
 
 
 
 
 
 2012-10-07 稲村ヶ岳〜強力の頭  晴れ  気温 登山口13℃くらい

 自宅(大阪)AM2:40出発

洞川温泉 母公堂AM4:30到着

清浄大橋まで行って見たがまだ誰もいない様子。

引き返して母公堂に停める事に。

1台車が停まっているが人のいる気配なし。

その横に車を停める。

暗くてよく分からないので車を下りて駐車場を確認。

地面にロープが引いてあって小さく番号が書いてある札がかかっている。私は4番と書いてある札の前に停めているみたいだ。なんか”4番”は縁起が悪い気がする。山では何が起きるか分からないので些細なことが気になる。しかし他にあいてる番号があるが停めなおすことはしない。自分の運を信じることに。

駐車場横にトイレがあり、電気が点いてある。その横に立て札があり、「駐車料金 五百円 母公堂参拝は無料」と書かれている。

 朝早い時間で誰もいないので後で支払うことに。

 AM5:30まで仮眠。1台の車が清浄大橋の方へ走って行く音で目が覚めた。

 連休というのに今日は登山客が少ないようだ。

 後から分かったが山上ヶ岳の参拝は9月下旬から年が明けて5月2日までお休みらしいです。だから登山客には関係ないのですが参拝客がないので全体的に車の数が以前来た時よりも少ないように感じます。

 すぐに、もう1台が母公堂の駐車場に入ってきました。

 そろそろ私も朝食を摂って準備にかかる。そうこうしているうちに次々を駐車場に登山客が入ってくる。6台ほど駐車場は一杯のようだ。

 荷物は真夏ではないので水はそんなにいらないと思い、1.3g。パンを5個とカロリーメイト、アメなどザックにつめる。最悪のことを考えてビバーク装備にツェルト、シュラフカバー、ダウンジャケットを持って行くことに。その他は通常山行で持参する地図、コンパス、ストック、雨合羽、救急セット、スリング3本、カラビナ2枚、手袋2つ、カメラ、携帯、ナイフ、笛など。念のために!

 AM6:20出発。母公堂から少しもどると左手に稲村ヶ岳の登山口がある。

 朝起きて間がない身体には緩い坂道は丁度いい。突然前方の石が飛び跳ねた!まだ薄暗い中よく見てみるとカエルだ!大きい!15〜20cmはあるかな。思わず写真をパシャリ。その後カエルを見ること数匹。すぐに捕まえられそうなカエルでした。次に鹿を見る。落石させながら、すごい勢いで沢を下っていった。この鹿も大きかった。道は単調で緩やかですが順調に稲村ヶ岳に進んでいる。トラバース用に数箇所、鎖があったが特に気になるところはなく約1時間30分で稲村小屋に到着。3,4人ほどの登山客が小屋の前に。小屋かテント泊まりの方でしょうか?雑談をしている横を挨拶をして通り過ぎる。

 ここから稲村ヶ岳はもうすぐだ。20分ほどで山頂(展望台)に到着。誰もいない景色を独り占め。天気はいいが遠くが霞んで展望はイマイチでした。今日の目的は「バリゴヤの頭」に行くことなので、写真を撮り少し休憩してから出発。少し南に入った所に踏み跡があり、すぐにバリゴヤのルートだと分かりました。流石に道ではなく踏み跡程度。薄い踏み跡が残っているスズタケの急な下りが続く。所々踏み跡を見失うが方角ははっきりしているので迷わないが、20〜30センチのスズタケの下に何があるのか足裏で確かめながら進む。短い岩場がありロープのある箇所もあった。1時間ほどで一番低い鞍部(ドンブリ辻)で休憩し食事をする。それから、いくつかピークを越えて、ネットで下調べして見覚えのある岩場と倒木(ロープ有り)が現れた。ここを越えればバリゴヤの頭のはず。

 ここまでは順調な山行でした。実は今回のバリゴヤの頭に行くのに下調べをあまりしなかった。持って来ていた地図も昭文社の1/50000だけ。稲村ヶ岳から南に歩いてテープをたどって行けばバリゴヤの頭に着くと安易に考えていたのだ。その考えでひたすらテープをたどって歩く。3,4つピークを越えればバリゴヤの頭に着くと予測していたがバリゴヤの頭になかなか着かない。まだ先にテープがあるので次のピークに登る。しかし、まだ先にピークがある。歩いている方角が西に変わっていたがテープが有るので疑うことなく進む。そして最後のピークに到着。内心やっと着いたか!そこの木にかかっている小さい札を見て驚いた。「強力の頭」。強力と書いてバリゴヤと読むのか?やっと着いたという安堵感と疲れで思考能力が鈍っていたのだろう。家に帰るまでバリゴヤの頭に着いたと本当に思い込んでいました。

 ここまで4時間40分。写真を撮り早々に引き返すことに。帰りは来た道を戻るだけだから安心なはずですが、歩き出して15分後に道を見失う。テープを探すが見当たらない。道を見失っているのは分かったが同じ所を下ったり登ったりして必死でテープを探す。その時完全に焦っていました。冷静に地図とコンパスを見れば分かるはずなのに。その後、コンパスで軌道修正して急斜面を登っていると鞍部が見えてきた。近づくと踏み跡が見える。私と同じように迷った人が歩いたのだと思ったが、よく見ると踏み跡が小さい。鹿の足跡?

 鞍部に到着して目印の赤いテープが見えて本当に安心しました。これで帰れる。正直間違ったルートだとビバーク確定でした。強力の頭は西に曲がっているので真直ぐ帰るとそのまま東の斜面を下ってしまう。そこで軌道を北にしないと沢に行ってしまう。無駄な時間と体力を使ってしまった。

 ここから北に歩いて行けば大丈夫。行きよりもテープをしっかり確認しながら進む。時間はたっぷりあるので焦らずゆっくり。しかし、時々踏み跡を見失うとシャクナゲが行く手をはばかる。強引にシャクナゲの枝を掻き分けながら中に突っ込み踏み跡を探す。体力の消耗した体にはシャクナゲとの戦いはきつく感じる。登山靴やズボンは泥だらけスパッツ必須、シャツやザックも枝や岩に引っかかってボロボロ。

 少しずつ雲行きが怪しい。黒い雲が稲村ヶ岳にかかってきた。ガスも徐々に帰り道を覆う。見づらくなってきたが踏み跡、テープを必死に探しながら帰る。ドンブリ辻を越えると登りだ。やっぱり登りはこたえます。こんなに急斜面をさっき下りて来たのかな?

 標高1700m付近で再び道を見失う。もう稲村ヶ岳に着かないとおかしい。進むと崖が出てきて明らかに間違っていると分かり引き返す。すぐにテープを発見して無事稲村ヶ岳に到着。ここまでで持ってきた水のほとんどを飲み干していた。後は普通の道を下って帰るだけなので安心して水筒の水を全部飲んでしまう。

 少し休憩して午後2時30分 母公堂に向かう。稲村ヶ岳からの道は、さっきまで歩いていた道と大違い。こんなに歩きやすいのか!まるでハイウェイのようです。下りってこともあって足取りは軽い。途中、稲村小屋では数人がテントの設営準備をしている。いつも日帰りが多いので山行計画はハードスケジュール。テント泊のゆっくりした山行もしたいものです。

 快調に高橋横手、法力峠を下って母公堂に到着。母公堂には数人がテーブルに座って雑談している様子が見える。その横を通り過ぎて車に向かおうとしたら突然母公堂から「お帰りなさい!」と声が聞こえてきました。私も軽く頭を下げて車に向かうと再び、そのおばあさんが「1人ですか?」と声をかけてこられました。「コーヒーを用意するから、荷物置いてここにおいで」と。突然で驚きました。

 車にザックを置いて、駐車料金を払っていないことに気づき財布を持って母公堂に行くとコーヒーとおかきが用意されていました。おばあさんとおじいさんが2人で参拝客や登山客にコーヒーとお菓子をサービスで出しているらしいです。私以外に登山客が2組。まさか下山した後にコーヒーのサービスがあるとは思わなかったので嬉しかったです。最後に駐車料金500円とお賽銭を奮発して帰ってきました。「ご馳走様でした。」

 今日は稲村ヶ岳〜バリゴヤ(強力の頭)間、誰一人出合いませんでした。まだ紅葉は早いですが連休なので、もっとバリゴヤに行く人が多いと思ったのですが、やっぱりマイナールートなんでしょうね。帰宅後、ネットで調べて初めて私が行った場所は「バリゴヤの頭」ではなくて「強力の頭」だったことを理解しました。いつの間にか「バリゴヤの頭」を気づかずに通り過ぎて、まだ先の「強力の頭」まで行ってたらしいです。行きも帰りも見過ごしていたとは自分でも信じられません。かなりショックです。「バリゴヤの頭」付近に行ったのですが全然行った気がしません。近いうちにもう一度バリゴヤの頭に行きます。 
                                                                                     ホーム     戻る
inserted by FC2 system